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TOUGHEST HACKINTOSH.

私の活動と私のレッツノートは、この言葉に集約されます。

Panasonicが、1996年より四半世紀以上にわたって、日本国内を中心に展開してきたノートPCブランド『Let’s note』。モバイルの本質を追求して、i) 長時間持続可能な着脱式バッテリー、ii) 頑丈さ(toughness)、そして無骨な外観からはとても想像のつかない iii) 軽量性 を高度に実現した、高価格でも高品質なPCとして知られています。

私が人生で初めて手にしたレッツノートは、2014年に発売された、Let’s note CF-RZ4でした。タッチパネル搭載ノートPCとして当時世界最軽量の745 gという革命的なポータビリティの高さは、私をレッツノートの虜にするのには十分すぎました。

レッツノートの素晴らしさについては、これまでも多くの方々、とりわけ日本の方々によって、種々の情報媒体上で言及されており、私がわざわざこのページで述べるまでもないような気がするので割愛させていただきます。・・・と言うと、電子の海を彷徨ってこのページに辿り着いた稀有な非日本語話者の方に対してちょっと厳しいと思うので、簡単に触れることにします。

まず、一般人が気付くような(=分解しなくても分かる)レッツノートの素晴らしい点に関しては、やはり、外部接続端子の豊富さ*だったり、円形のタッチパッド**だったり、そして何より、机の上から落下させても壊れない頑丈さ***だったり、などの事柄が挙げられます。

*2023年4月時点でPanasonicが販売している最新モデルのレッツノートCF-SV3には、なんと最新のThunderbolt4端子とレガシーなVGA端子が共存している。レガシー端子を切り捨てずに残し、ノートPCの両側面にこれでもかというほど外部端子を敷き詰めた姿は、最新端子しか実装されないことがほとんどであるAppleのMacBook Proとは全くもって対照的ではあるが、個人的にはMacBook Proと同じくらいに美しいと思う。通常使用における実用性においてはおそらくレッツノートに軍配が上がる(と思う)。もっとも、後述のhackintoshの難易度という観点においては、この外部端子の豊富さもレッツノートのhackintoshを困難にしている一因であるのだが……
**円形のタッチパッド(通称:ホイールパッド)は、1997年発売のレッツノートAL-N2に端を発するキーボード手前のトラックボールの意匠を酌んだデザインである。搭載OSがmacOSなどではなくWindowsであれば、Panasonic公式サイトから「ホイールパッドユーティリティ」等のドライバーをダウンロードして適用すると、ホイールスクロールと呼ばれる機能が使用可能となる。この機能は、ホイールパッドの周囲を縁に沿ってなぞるとスクロールになる機能である。このホイールスクロール機能を使うことで、例えば親指一本で上下左右に無限スクロールをすることが可能である。熟練のThinkPaderが人差し指でトラックポイントを使いこなせるように、熟練のれっつらーは親指でホイールパッドを捌きこなせるのだ!
***レッツノートシリーズは、机の上からの落下を想定した耐久試験が行われることで有名である。

そして、‘逸’般人しか気付かないような(=分解して初めて分かる)レッツノートの素晴らしい点に関しては、様々なモデルを分解する過程において、私は真に驚くべき発見を何度もしましたが、このページはそれを書くには狭すぎるので、別の機会に存分に語ることにしましょう。

さて、PC関係(ハードウェア/ソフトウェア)で私を感動させたものが、私のこれまでの人生でそれぞれ一つずつ存在します。ハードウェア面では、他ならぬレッツノートです。それではソフトウェア面では?

――そう、AppleのmacOSです。

macOSの素晴らしさについては、それこそ私が語るまでもないと思います(あなたがマカーであればご存じのはずですし、もしそうでなければ、周囲にいるマカーに聞けば嬉々として教えてくれることでしょう)。

ハードウェア面で最高なレッツノートと、ソフトウェア面で最高なmacOS。もしその二つが合わされば、まるで「夢」のような、理想的で、極上のノートPCができるはずなのに、なぜ手に入らないんでしょうか?

その理由については、考えても何も始まらないので私は何も言いません(願わくはAppleがPanasonicを買収し、私を追加で雇わんことを)。

その夢のノートPCを、多少無理やりではあっても自力で実現し得るかもしれない手段が、hackintosh(ハッキントッシュ)でした。・・・私の活動は、このようにして始まりました。

しかしながら、その道は困難を極めました。もともと、hackintoshは日本語の情報がとりわけ少ないことは事前に知っていました。そのため、英語の情報をコツコツ探していくことになるのですが、ノートPCのhackintoshにおいては、特に、グローバルに販売されているLenovoの『ThinkPad』シリーズの情報はたくさん出てくるものの、主な販路が日本のみである上に比較的高価なPanasonicのレッツノートを、複数、そして系統的にhackintoshした報告ないしWEBサイトを見つけることはできませんでした。

そのため、冒頭のtoughestという形容詞は、「最も頑丈な」という意味に加えて、「最も困難な」という意味も含んでいます。

ところで、私がhackintoshするノートPCとしてレッツノートシリーズを選んだことについて、「そんなに頑丈(tough)なノートPCが好きならば、同じPanasonicが販売している『TOUGHBOOK』シリーズでもいいのでは?」という疑問が浮かんだ方もいらっしゃると思います。


その疑問に対しては、以下の2点こそ、本活動において私がタフブックではなくレッツノートを選択した理由となります。

  1. 頑丈というレベルを超えもはやミリタリースペックであるタフブックは、こんな極東の日本ではなく、2023年4月の現時点において地球上で最も必要とされている場所に供給されるべきである(=現役で使用可能でありかつ必要とされている軍用道具は徒に個人が蒐集してよいものではない)。
  2. Panasonicのレッツノートシリーズは競合製品がほぼ存在しない****が、タフブックシリーズは、NECのShieldPROや、GetacのRugged laptop seriesなどの競合製品が多数存在する。

****冒頭で述べた、i) ~ iii) のすべての特徴を有する競合製品を指す。特徴を、例えば iii) のみに絞れば、LenovoのThinkPad X1 Carbonシリーズや、NECのLAVIE NEXTREME Carbonシリーズが、レッツノートの競合製品として挙げられる。

以上を背景として、本サイトを開設する運びとなりました。